Tuesday 18 December 2012

First Position

日曜日は、なんだか久々に自然の暖かさというか、どちらかというと暑さ!を感じましたね。コートなんて脱いでしまいたい…と賑わう街を歩きながら思っていましたが、街を歩けば歩くほど、俄然クリスマスモード。12月はこの季節だけだしなと、大体iPodでもクリスマスソングを聴いて内側から盛り上がっています。笑 耳馴染みのない曲でも、あっクリスマスソングだなってわかってしまう、クリスマス独特のホリデイテイストってちょっと不思議。

そんな日曜日の午前中、Bunkamuraのル・シネマへ。
予告編を目にしてから、見てみたいな〜と思っていた作品で、きっとハマるだろうと予測はしていたのですが、まさに。『ファースト・ポジション』。バレエを題材にしたドキュメンタリー映画で、実際にニューヨークで行なわれているバレエコンクールに出場する金の卵たちを追った内容になっています。後から知ったことではあるのですが、監督?がもともと幼少期にバレエをやっていたこともあり、しっかりと映画の中でバレエも見ることができるし、それぞれの生活や家族との関わりだったりとかなり肉薄した濃い内容なので、コンクールの場面ではハラハラドキドキもするし、どちらかというと親というか身内的な気持ちになってしまうぐらい感情移入してしまいます。
僕自身、フラッシュダンスやフェーム、バーレスクのような単純明快で溌剌とした青春ストーリーが好きで、見るとすぐに感化されちゃうタイプなんですが、たぶんこういう類いが好きな方にはかなりオススメでございます。来年あたりバレエ観に行こう!なんて思うんじゃないでしょうか。もちろん僕は既に計画済みです。笑

ちょっと話はズレましたが、映画に出てくるバレリーナの卵たちは、まだ10代とはいえ考え方もバレエへの取り組み方に関しても既にプロフェッショナルの領域で、たった5分ほどの時間に全てを捧げる姿勢はもの凄いです。どんなに練習しても、努力は誰も評価してはくれないし(このコトバをある女の子が言っているのですが、とても心に残りました。)、すべてはステージでの結果がすべて。たったひとつのミスで全てが決まってしまう。そんな不安や恐怖と常に背中合わせの状況と闘いながらも、家族の期待も背負っている彼らは本当にプロでした。
なんとなくしか知らなかったバレエ。優雅で美しいというイメージだけであったのが、ものすごくエネルギッシュで、タフで、かつ繊細というまさにアスリート。それでいて表現者でもあるのだから、やる方の難易度は想像難いものではないのですが、だからこそライブで見る価値があるのだなと。

きっとバレエをやっているんだろうな〜という子供たちが、親御さんたちに連れられてちらほらいましたが、世界にはこんなに凄い同世代がいるのだと知るだけでも、きっと違う気がする。バレエ。またひとつ自分の中の好奇心が増えました。




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