Friday 15 February 2013

映像祭@写美

日差しと空の蒼さはもう春に近いな~という気はするんですけどね。明日はグッとまた一回り寒くなるようで、風邪も気を付けなければと、痛み始めた喉はしっかりと常備マスクと喉スプレーでケアしてます!油断大敵。

ふと、垣間見える陽の光を目にして、最近写美に行ってないなぁと思いつき、覗く感じで訪ねてみたら写真ではなくやっていたのは映像祭!さらに無料ということで(エントランスFREEという文字は何よりも魅力!)もちろん入ってきました。3フロアに分かれ、現在メインで絶賛開催中の『PUBLIC DIARY』という映像展示。写真のもつ力はもちろん偉大ですが、映像という表現の幅や受ける印象の深さというのも、こうして色々見ていると凄くオモシロイ。
中には「これはなんだ!?」っていうのもあるのですが(自分の受け皿が小さいということですよ…笑)中でも魅入ってしまったのが、BBCの依頼で作成したクリスチャン・ヤンコフスキーという方の作品でした。彼含む撮影クルーの3人が目隠しをしたままドバイを訪問し、現地の方に身を委ねながら様々な体験をしていくというドキュメンタリー。"先入観からどれだけ自由になれるか"ということがテーマだそうで、うん、確かに目で見て感じることや判断していることっていうのは沢山あるし、もしくはほとんどがそうなのかもしれないと。ドバイにあるギャラリーに入って(クリスチャンはどこに入ったのか知らない状態)、まず自分がどこにいるのか?っていうのを推測するシーンがあるんですが、これも確かに目で見て確認出来ない限りギャラリーってことはわからないですよね。それでもクリスチャンは壁伝いに絵を見つけて、触ることによって絵の存在を感じてみたり、なんてことをしてみる。目で見て楽しむアートも、そういう先入観すらなければ違ったカタチで楽しむ方法があるのかもしれない、とちょっと思いました。これからは目を瞑って感じてみることも増やしてみてもいいかも!
全編モノクロの『ドバイの瞳 (The Eye of Dubai )』、もし期間中、写美へ遊びに行くことがあれば是非!

そうそう、そして14日は…
valentine's day!!でしたね。どなたかにとって、いい日でありましたことを。
それからもう少ししたらまたinfoしますが、ちょっとだけお知らせしたいことありますので、是非東京近辺にお住まいの方、そのときはよろしくです!

happy valentine.

Tuesday 12 February 2013

hakuin

いや〜、ついつい身を引き締めてしまうような外の空気。全く風邪など引く様子もない自分になんだか頼もしさを感じております。健康第一ですね!

そして、やっと行けました、白隠展。
しかしそれにしても休日のギャラリーは本当によく混んでいるなぁ。沢山のヒトが観て、楽しむことに越したことはないのだけれど、それでもね、それでも自分が行くときぐらいは四方にチラホラぐらいの余裕で観たいものです!
そのあたりは胸の奥の方にグッと堪えて置いておくとして、白黒の濃淡で描かれた白隠の禅画は、モノクロ写真のように"真"が浮き出てくるようなとても深ーいものでした。(あまりの人混みに、途中バテて居眠り休憩を挟みつつ…うっかり寄っかかってしまった隣の方、ごめんんさい。)水墨画としての面白さもさることながら、そこに込められたメッセージというのもまた興味深く、なかなか一朝一夕で理解出来るものであはありませんが、時空を越えても届くものはあるのだと。そんな中、一目見ただけで印象に残るほど存在感があったのが、漆黒の背景に白い大きな目と、珍しく赤色の衣服を纏った達磨の絵。「自分と対峙する」というメッセージが込められているそうで、たしかに気付いたときにはフッと自分の世界に入れる不思議な吸引力を感じたものでした。
ただ、ひとつひとつの絵に込められた思いを紐解いていくと伝わってくることは沢山あるのですが、それにはかなりのエネルギーを必要とするし、まるで修業の身になった気持ちもしてくるので、そのユニークな絵を楽しむだけでも十分かもしれません!(いまのボクにとってはという意味で!)あまりに哲学的で、深さのあるものは、これから先のどこかでまた出逢えたらきっとまた違う角度で見える、解るだろうから、是非そのときに。
よろしくです、白隠さん。

Sunday 10 February 2013

osaka...

この大阪で、とりあえず週末に続いていた巡業もひとまず終わり。
おそらく2年ぶりの大阪はやっぱり賑やかで、東京とは違った勢いがあるなーと街を歩いているだけで感じる。ファンキーで、良い意味で危ない雰囲気です!笑 以前していた仕事では出張で大阪に来ることも多く、その度に来ていたお好み焼屋さんにも久々行ってみた。なんばの喧噪からちょっとだけ外れた場所にある、法善寺横丁。もちろん2年もあればお店だって少しは変わるものなのだけど、変わらず美味しいネギ焼き(普通のお好み焼きよりもネギ焼きの方が好みなのです!)。うんうん、変わらないっていうのも素晴らしい!渋い声で飾らない接客をしてくれるダンディーなお兄さんも、一度辞めた後またお店に戻ってきたらしく、そんなことを気軽に話せるちょっとした会話も楽しくて。向こうが覚えていなくても、『前によく来てたんですよー』って言うだけで距離が縮む気がするのが好きなんです。ただいまなアットホームな感覚。
ひとりで来ていたから、となりの方とも少しお話を。ちょうど僕と同じ年齢の子供を持つお母さんとおばあちゃんの二人で初の大阪旅行だったそうで、着物を纏い、花月に歌舞伎、宝塚と満喫している様子が凄く楽しそうでした。羨ましい連休、家族の過ごし方。どれが美味しい?って聞かれたので迷わずネギ焼きって答えたけれど、あまりにも笑顔に溢れているものだから、美味しいものを食べている人の顔っていいものだな〜となんだかシミジミ思ってしまいました!
変わるものも、変わらないものも。
美味しさも、安心感も、新たな邂逅も。
また行きたくなる…とはそういうことなのかな。


Monday 4 February 2013

flight time

空に旅立つときのふわっと浮遊する瞬間がタマラナイな〜と久々に感じたフライト。国内だと素晴らしくスムーズな空港での手続きに、あのまどろっこしい海外での乗り継ぎだとか、スーツケースをひっくり返した思い出だとか…ちょっと懐かしく思う過去だけに、そろそろまた飛び立つ頃かな!とも感じてしまいました。それぐらい久しい海の向こう。

今年はどこか良いタイミングがあればなと思っていまして、思い切りよくどこかで行きたい願望はかなり高めです!そして、眠気を感じる機内の中でふと読み始めたJALの機内誌。まどろみながらもぱらぱら見ているうちに気になったのが浅田次郎さんによるhawaiiのエッセイ。
hawaiiのカウアイ島ではヤシの木よりも高い建物は建ててはいけないんだそう…という話に驚きでした(有名なのかな!?)。 ということは…結局は人間も自然の一部であるということ。こんなに世の中が便利になり続けている中で、変わらず出過ぎないことは凄いことだと思う。載っていたハワイの広大な天空の絶景写真に『ほぉ〜』と思いながら気持ちの行先は目的地の福岡ではなく、完全にハワイ!! ほんとにハワイだったらそれ以上に幸せなことはないのだけれどね。もちろん福岡、天神の街も独特な匂いで楽しかったですよ!美味しい屋台とラーメンでお腹いっぱい。
そんな夢見心地になりつつ、最後に目にしたALOHAの語源。それだけで、なんだかハワイに住んでみたくなってしまった。全ての生活に溶け込んでいるこの要素がなんだか羨ましくて。
そうそう、そんなことを思いながら昨夜観た『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』はとても良かった!熟練した名俳優さんたちの愛らしい姿がなにより秀逸で、生きているという深みが存分に輝いています。年齢関係なく、泣いて笑ってエネルギッシュであることは"豊か"なことと隣り合っているのだなーと。

do nothing,
have nothing.

さあ、節分で立春。
春らしく凛としていきたいと思います!!