Wednesday 22 May 2013

family

彼が我が家に来てから、気付けば7、8年ほど経っていたらしい。いてもいなくても、はっきりと認識することはなくてもやっぱり存在としては大きくて。

アヒルの"ツクシ"は今朝旅立っていきました。
まだほんの小さい雛だったころは、手に収まるほどの大きさで柔らかくて可愛くて。他の鳥もそうであるように、大人のサイズになるまでに数ヶ月。本当にあっという間。なので、ツクシといえばこの黄色い羽に鋭いくちばしの姿。
エサをあげようとすれば思いっきりつつかれるものだから、ほとんど触れたこともないけれど、たまに声を掛ければ返事もするし(グウァ!とね)、水浴びのときの気持ち良さそうな顔は今でも覚えてる。色々と探してみたものの、ツクシの写真はこれだけでした。

思い返してみると、ポーカーエフィスな顔して一番表情豊かだったかもしれない。そんなこと、生きていることが当たり前過ぎて考えることもなかった。ぽっかり空いたツクシの居場所はもともとそんなに広い場所でもないのに、異様にその空間だけが妙に寂しくて、ついつい見てしまう。その度に、あっやっぱりもういないんだなと。
我が家に来て以来、歩き回れるほどの場所もなく、狭いところで一生を終えてしまったのだから、これからは存分に羽を伸ばして欲しい。
だれにもわからない、素敵な時間でした。


 

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