Monday 13 May 2013

in the rain

 雲の上はいつも青空。

この響きがとっても素敵で。
写真家ハービー山口さんの本。写真とともに短いエッセイもそれぞれ載っていて、見応え、読み応えあります。電車で見ながら途中溢れそうになるものを堪えるのが必死なときがありました。(あっ、笑いではないですよ!したたり落ちるほーでございます。)
やっぱり写真というのは、今では誰もが撮れるものだけど誰でもいいわけではなく、誰かが撮ったから、誰かが撮るから、そこに何かが宿るのだと強く思わせてくれる一冊です。読みながら、ハービーさんの琴線に触れている気がしました。それくらい、包み隠さず見せてくれています!


ハナシを天気に戻すと、この本に出逢ったのはBOOK246の"贈本市"。
大きい青い空、最近の好天続きの中で誰のいたずらか、まさかの降りしきる雨。雨の日に読む本はとても良いけれど、やはり本は本なので雨や水には弱いです。それでも行ってみたら、雨ニモマケズお店は変わらず元気で、微笑んでしまうくらいの賑々しさ。もちろん開催側にしてみれば晴天なことに越したことはないだろうけれど、そんな逆境も、雨の日和も、きっと振り返りたくなる一日になるのじゃないかなと。
そんなことを思いながらの、一目惚れがこの本でした。
『スランプになったらどうしますか。』と問われれば、『恋をすること』という小粋な答えをするハービーさん(本中にアリ!)。夢中になれる何かを…という意味でこのコトバを使っているんですが、このあたり…さすがです!

人も本も出逢った経緯が結構好きです。
キッカケって大事ですよね。

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