Monday 10 June 2013

HUGTIME...


HUGTIME THEATRE.

思えば 3年前の2010年夏、NYでの体験がすべての始まりでした。
文化の違いと言ってしまえばそれまでだけれど、同じ人間、楽しい!と感じる瞬間もきっと同じなのだから同じようなことが日本でもできるんじゃないか?なんてことをマンハッタンの中心部にあるブライアントパークでひとり考えていました。
夜空の下、心地よい風を纏いながら芝生の上で映画を楽しみたいな…と。

街中や公園は難しい…それならどこで?と色々探しあぐねて辿り着いたのが母校である小学校の校庭。野外映画をやるなら芝生の上で!ということだけは絶対に外せない条件でもあったので、綺麗な人工芝を初めてみたときには心が決まっていました。
というのも、子供の頃初めて野外で映画を観たのがまさにその場所。何を観たのか、どんな映画だったのか全く覚えていないけれど、その後映画が好きになったキッカケでもあったんです。そのときに上映会を開いてくれた町内会の会長さんにも映画上映をやる旨を伝えるためにお会いしたんですが(今年で米寿だそうで!)、いまでは使用していない機材を貸してくれるなど今回のHUGTIME THEATREに快く協力していただきました。





そして昨夜。
準備途中でPCとプロジェクターが繋がらないことがわかったり、直前でスクリーンが破れてしまったりとまさかのハプニング!もいくつか。そんなことがありつつも、本当に想像以上に素晴らしい時間となりました。全部で100人強のお客さん。真っ暗な校庭に、煌煌ときらめくスクリーン。その周りで走り回りながらはしゃぐ子供たち。野外映画とは言っているけれど、自分としては映画を観るというよりは、その空間を、時間をいつもとは違った形で楽しんで欲しい、そんな気持ちで始めたつもり。だから子供たちが各々遊んでいるは全然okay!! (不思議なもので、ここぞっ!っていうシーンはみんなちゃんと観てる!)そういえば、上映中にあまりにも夜の芝生が気持ち良くて、うっかり少しの間眠りに落ちてしまったしね…。
そういったことは特に伝えたわけではないけれど、映画を通じて少しは感じてくれたかなぁと。反対に、みなさんから両手には収まりきらないほどのものをいただくというサプライズも。上映後マイクを通して来場に対する御礼を伝えた後ににもらったみなさんからの拍手。わざわざ歩み寄ってくれて「楽しい時間をありがとうございました。またやってくださいね。」と声を掛けてくれたお母さん。会場まで足を運んでくれて、一番に喜んでくれた友人や恩師。入場料を取るよりもなによりも、こんなに嬉しいことはないな〜と思いました!!

HUGTIME THEATRE自体、形に残るものではありません。
ただ、自分で初めてゼロからつくるということをしてみて、モノの価値というものがわかった気がします。
芝生の上で寝転んで、映画を観る。
シンプルですが、シンプルだからこその魅力。
小さくても、細く、長く、続けていけるように頑張りたいです。


2 comments:

  1. お疲れ様!大盛況だったみたいで、良かったね。おめでとうございます!やっぱりNYで受けるインスピレーションっていうものには本当に人を動かす力みたいなものがあるよね。近々日本でお会いしましょう。

    ReplyDelete
    Replies
    1. asakoっち
      ありがとー。NYの雰囲気にはもちろん叶わないけれど、出来るところでやれたかなという感じかな。実は船林まりりん先生にもBFと一緒に来てもらってさ、凄く楽しんでもらえたのだよ!アメリカンな楽しみ方してたわ〜、羨ましいぐらいに。
      あさこっちの帰国楽しみにしているよ!
      have a safe flight!!!

      p.s.
      あなたたちの記念すべき日となる日、その日はワタシのバースデーなのだけど!?笑

      Delete