Tuesday 24 June 2014

MOT+SPACE



先週末は東京現代美術館の『ミッション[宇宙×芸術]コスモロジーを超えて』展へ。
タイトルからのイメージだと一見難解そうな宇宙テクノロジーの展示。
かと思いきや、"宇宙"を題材に、より現実的に身近になりつつある宇宙空間に関するものから、アーティストによる宇宙的な!?創造性溢れる作品まで幅広く、見て触れて楽しいものばかり。

まずはスーパープラネタリムで有名な大平貴之氏の『MEGASTAR』。
はじまりのはじまりにカーテン奥、広々とした空間に待っているのは360°見渡す限りに埋め尽くされた星。大きく敷かれたカーペットの上で、クッションを背に見上げる夜空はとても快適で、壁のつなぎ目や屈折している箇所で見る星の動きが普段のプラネタリウムとは違った面白さ!まだ始まったばかりだというのに、「もうこれで十分!」と思ってしまったほど。あまり閉館まで時間がないにも関わらず、結構滞在時間長くなってしまったのですが、是非行けるなら、たっぷりこちらの空間でのんびり過ごすのもいいかも。

他にも紫舟×チームラボによる映像作品や、回したり触れて動かすことによって宇宙を創りだすアート作品だったり(とてもとても説明が難しい…)、リンゴに穴を空けて見る宇宙なんて可愛らしいのもありました。
テーマの宇宙を軸に、銀河鉄道999の原画やカップヌードルでもお馴染みなFREEDOMなどなどジャンルを超えて次々と展開して行く中で、途中にあった縦書きで詩が流れるデジタル掲示板は何気に自分の中で存在感大だったかも。
流れ出るのは、谷川俊太郎作「二十億光年の孤独」。

閉館ギリギリだったのでちょっと急ぎつつではありましたが、充実度は満点。
ひとつひとつの空間が大きく取られているのもあって、宇宙的な心持ちでゆったり回れたのもあったのかもしれない。
8月31日までの開催ということなので、夏の涼を取りに是非。また行きたいな〜と考えているところです。またリビング感覚のプラネタリウムへくつろぎに。

p.s.
宇宙つながりでいくと、新宿コニカミノルタプラザでは高砂淳二さん写真展「ASTRA」も観にいってきました。素晴らしい星空写真の数々で、中でもイースター島モアイをモチーフにした写真は物語のようで神秘的。"星を見上げて懐かしがるモアイ"…まさに!という表情。はたまた同時開催のポール・ニックレンは南極中心の動物写真。こちらもダイナミックで惹き付けられるものばかりでした。ただいまどの写真集買おうか思案中という嬉しい悩みです!

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