Sunday 21 June 2015

雨の金沢 その壱

梅雨時期の金沢。
日帰り弾丸旅行の旅。
フットワーク、気持ちも軽くどこかに行くのは
空でも飛べているようで、とても気持ちがいい。

さて、ただでさえ雨が集まる場所、金沢駅に着いてみると
「金沢に来るなら、春か夏か秋か冬がいいと思います。」

なんてシャレのきいた垂れ幕を発見!





一年中!?なんて思いきや、さすがにこの中に梅雨はなく
この時期はウェルカムでないの?思ったけれど
ならば満喫するぞ、金沢!と心に誓った瞬間でした!

着いて早々に向かうは朝の市場、近江町市場。
朝の活気が爽やかで、魚市場に並ぶのは、やはりノドグロ!
ひとくちサイズでノドグロの竜田揚げを見つけたので食べてみると
こんなにふんわりしているのかと美味しい食感。
竜田揚げは市場最強な調理方法かもしれないと実感。
(また食べにこうよーと思って帰りに寄ったけれど、市場はとっくに終わっていたというね。残念…)

そして、朝ごはん代わりの海鮮丼!やっぱり美しい光景〜。










お店のおばちゃんと話をしながら賑やかに、スタートでした!




つづく。

Wednesday 10 June 2015

銀座でシネマとQ食。

月曜日は銀座をぷらり。
朝からシネスイッチに向かったのですが、何か嫌な予感。。。
上映時間ギリギリに到着予定、でもさすがに午前の初回は大丈夫だろ〜と思いつつ、シネスイッチへと曲がる角へ来てビックリ。
嫌な予感的中な、はみ出るくらいの行列。
(映画館にとっては嬉しいことなのだけど!)
さすが、朝から早いねおあばあちゃんたち!

それでも最近はスクリーンに近い席で見ることが好きなので、たまたま空いていた人が前にいない(足が存分に伸ばせる!)シートに滑り込み。
以前から気になっていた「あん」を観てきました。

樹木希林さんという大女優の存在。
画面の中で圧倒的でした。あまり雄弁に語る人物が登場しない分、話されるコトバの数々が響いて響いて響き渡って伝わってくるようでした。"おもてなし"をするシーンはとても秀逸。演技にしては自然すぎて、おかしすぎる永瀬さんとのやりとりも、何度も声に出して笑ってしまったほど!
でも、笑いの分だけ切なさもあります。
ゆっくりと進む映画の流れの中にも、社会的な面が刻まれていて、自分たちが無知である部分があって、それでも変わらず季節は変わっていくということ。
小豆から生まれる餡子の映像も物凄く美味しそう!でしたが、希望が見えながらのエンディングにはなんともいえない感情が行き交っていました。
そう…すごくいい映画です。
観終わった後に、そうやって何か考えながら歩けるのはいいなぁと思う。



さて、そのあとはもちろん腹ごしらえ!!
恒例になりつつある?していこうと思っている!Q食会。
アートディレクターのQさんと鮨屋のyoshiyasuとともに銀座・新橋界隈を練る歩いて美味しいスポットを巡るおいしい散歩。
今回はHAREという銀座のカレー屋さん。
いくつかのカレーの種類からチョイスして、具材も選べます。
僕はスペシャルカレーにひよこ豆とタンドリーチキンをオーダー。
辛さもちょうどよくて、ひよこ豆がルーにアクセント加えていい感じ。
メンズにはライスおかわり無料なのが嬉しいところ。
これまたいい場所、発見です。
と思っていたら噴き出す汗。三人揃って汗まみれ!

さすがの銀座界隈は、老舗なお店もおニューな場所も入り混じっている場所なので
まだまだまだまだ楽しい美味しい予感。
いい場所見つけ次第、ご報告しますのでたまにcheckしますね!
Q食レポ、お楽しみに〜


Glasper×Orchestra












ここ数年は毎年のように来日しているRobert Glasper。
今年は野外フェスのtaicoclubで始まり、ビルオードでの数日に渡るライブ、そして@東京芸術劇場でのオーケストラとの共演で日本行脚の幕切れ!といういつにも増してワンダフルなスケジュールでやってきていました!
さて…どれに行こうか?もしくは全部?なんて思いも巡らせたけれど、やっぱりオーケストラとの共演!があまりにもヨダレものだったので最終的にはこちらの一本に絞ることとに。

なんだかドキドキしながらのホール入り。
マエストロ西本智実さんの風格ある出で立ちにリードされる、イルミナートフィルハーモニーオーケストラの演奏で幕開けでした。
そして、ひとり颯爽と友達の部屋に遊びにくるような雰囲気でステージへとやってきたのがRobert Glasper。いつも感じるけれど、繰り出される音はあの大きな図体からは想像できないほど柔らかくて優しい。ほんとうに、しなやか。
Glasperのピアノとオーケストラを一曲。
Stevie Wonderのjesus childrenを美しく。

「ここで20分間の休憩に入ります。」
あれ?終わり?
会場内のあちこちが騒めくほど、あっけいない休憩in。

あとから気づいたけれど、それもそのはず、オケ主体のステージ編成からRobert Glasper Experimentへのシフトチェンジはステージ上も色々と作業があるらしく、この時点での休憩がベストなタイミングだったみたいです。
この時はまだ誰もがこのあとのライブの長さを心配していたのですが、もちろん単なる杞憂に。ほんとうに序章でした。

Experimentのメンバーが登場しての後半?本編?は
もういわずもがな、サイコーでした!
芸術劇場のコンサートホールが軋むほどの、縦ノリ。
座っている席が結構前の方だったので、ちょっと振り向き後方見てみると、縦に揺れている方がたくさん。そうしなくてはいられない音が、ビートが、リズムが。



終演後、貼り出されていたこの日のセットリスト。
M2は当初の予定だったモーツァルト聴いてみたかったかも。
でもjesus childrenを体感できたことがなによりも嬉しい。

ずらっと並んだセトリ。
計10曲。このタイトルの行間に佇むGlasper Musicの真骨頂。
ライブにたっぷり潜んでました。

さて、10日の今日にはニューアルバム"Covered"がリリース。
昨日の9日に手にしましたが、また原点にもどるようなアコースティック。
jazzのおもしろさ、まだまだあります。
他にもプロデュースをしている作品、これから続々!らしいのでこちらも楽しみ。

また来年!Viva Robert Glasper!!!!

Wednesday 3 June 2015

King of Soul


すでに真夏な暑さが日本中を駆け巡って
気づけば暦も6月へと突入。

始まりは、そう…毎月1日の映画DAYということで
うんもちろんこれは外せないと思っていた「James Brown 〜最高の魂を持つ男」へ。
魂と書いて、ソウルと読ませるあたりがかなり魂こもってる笑。
気合入れて、かなり前の方の座席をチョイス!

音楽に救われて、音楽に一生を捧げた人。
ジェームス・ブラウンは本当に、そういう塊の人でした。
ミック・ジャガーがプロデュースをしたということで
それはもう、一段と音楽性に包まれた映画になっていますが
(エンドロールには沢山のLiveバージョンでLiveシーンは本当の音源を使っているのかな?)
ジェームスお馴染みのマッシュポテト!?ステップを完全マスターしている
チャドウィック・ポーズマンの演技は圧巻。
あんなにファンクに踊れたら楽しいだろうなぁ〜。

飛び抜けた才能はやっぱりあるのだなと思いつつも
その裏に見えるバンド内での孤立。
追い求める形へのこだわり。こちらも全く半端でない、ひとつもふたつも抜けている。
そんな出る杭は打たれるどころか、避けられてしまう宿命はなぜだろうか。
けれど、そんなジェームスをサポートし続けている人がいたっていうところは
音楽からは見えない聴けない、ことなのかも。
(ボビー・バードという人物、ジェームス以上に気になってしまった!)
世界一の引き立て役な番頭さんは、きっとこの人かも。


何歳になってもやることなすことファンキーなジェームス。
やっぱり晩年の髪型はちょっといただけないけれど笑、
ライブ感が満載なこの映画、ぜひぜひこちらはスクリーンで。