Sunday 28 February 2016

絵本のハナシ (2)


絵も文章も、一目で大好きだ!と思った絵本がこちら。

「クジラにあいたいときは」
(原題: if you want to see a whale)
文 ジュリー・フォリアーノ
絵 エリン・E・ステッド
訳 金原 瑞人

カバーを剥がしてみると、こんなインテリアになっているんですね。


ちょっと写真だとわかりづらいけれど
グリーン寄りの紺色生地のテキスタイルに
彫るようにしてクジラの絵が描かれているんです!
こりゃ、やられたぜ!という素敵なデザイン。





多くを語ることなく
これといったストーリーがあるわけではなけれど
エリンさんの描く絵と一緒に
男の子のイメジネーションの海の中で飛び込んでいく感じ。

どうやったらクジラに会えるだろうか・・・
知っていても、なかなか会える身近な生き物じゃないから
思いっきりの想像力を働かせて、クジラに会いに行く。
男の子と一匹の犬との冒険。

とにかくエリンさんの絵が素敵すぎるんですが
これは…版画なのかな?面白いテイストの塗り方をしています。
シンプルなんですが、細かい緻密な描き方。
鉛筆との線の組み合わせが素朴でぴったり。

辿り着く最後のページ。
果たして、クジラにはあえるのか…
ぜひご自分の手でページを捲ってみてくださいね。



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